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人生の主人公になるために
天竜精機の行動指針は、“自分を高め人生の主人公になるために”。そう、私たちは、会社に雇われ、組織に属して、会社の経営方針の中で、一見歯車のような存在かもしれない。しかし、人生は、誰のものでもない自分自身の物語であり、その主人公であるのは、私たち一人ひとりです。
主人公になるためには、何が必要でしょうか?それは、主体的であること、自分自身の意志・意見を持ち、率先して行動し、責任ある行動を取ることではないでしょうか。
当社では、自分たちがやりたいと思い手を挙げれば、任せてもらえる環境があります。ものづくりが好きなメンバーが、やらされ仕事をしていたのでは、いいものづくりができるはずがありません。難しいものづくりであっても、それは無理というのではなく、ではどうやったらできるのか?を年齢や経験は関係なく、真摯に取り組み、意見を言い合い、最終的に作り上げる。だからこそ、ものづくりの醍醐味があり、人としての成長の物語が生まれ、面白いのではないでしょうか。あなたは人生の主人公になっていますか?
TFCC:天竜未来創造センター
未来を自分たちの手で創造していく場として位置づけたTFCC。
これまで60年間にわたり、駒ヶ根の地でお客様のニーズに1つ1つ粘り強く誠実に応えてきました。その結果、今では各業界のトップ企業のお客様に持ち、一品一様であるお客様の未来を一緒に創造しながら最先端のものづくりに取り組んでいます。その中でも、当社が磨き上げてきた技術力は、省人化、省スペース化、高速化を可能とする手のひらサイズ以下の電子部品を高速で自動化する自動機をオーダーメイドで開発・設計していく力です。
お客様のニーズ、共通の課題に対応していくためにも、TFCCで新たな要素開発、構想設計の場に利用しながら、加工、組立までを一貫生産していることで、柔軟かつスピーディに応えることが出来る体制を整えています。
開発には2つあり、1つは、既存製品をお客様のニーズ・課題から改善していくためのものと、もう1つは、これまでの技術力と経験+外部環境の技術革新を取り入れた新規開発案件への開発があります。この新しいものづくり、面白いものづくりを継続して、100年経っても続く価値ある未来を創造していくためにこのTFCCがあります。
事業連携
従業員が100名超の中小企業である当社の位置づけは、大企業と違い経営資源となる人・モノ・お金・情報は、全方位的に確保し続けることは難しいことです。それゆえに、中小企業なりの戦略をとりながら、必要な資源は、協力企業との関係性を構築していくことで連携し、自社に不足している経営資源を確保しています。自社独自の技術については、近年、積極的に特許・使用許諾権の申請・取得を行うことで、開発・設計力の強化と知的財産も戦略的な管理も図っています。
一方で、世の中の技術革新のスピードが上がる中で、外部技術も積極的に取り入れる事業連携を進めています。例えば、自社対応と他社独自技術を活用したオリジナルユニットの製作や自社で開発・設計・製造したもので、汎用的に出来るものづくりは、国内の協力会社の育成や海外の協力工場へ委託生産を通じた協力関係を構築しています。中小企業ながら大手企業に通用する早い意思決定スピードと実行力を持つことで、柔軟性を持ちながら、事業の安定・継続的な発展を目指しています。
社員教育
天竜精機の資産は、“人“です。
作り上げるものは一品一様の自動機や、実装関連のクリームハンダ印刷機といった機械を作っていますが、これらすべて始めは、お客様の課題や要望から生まれるものです。その課題、要望、制限を聞き取り、具現化していくのは、営業・開発・設計の仕事です。形無いものを形に仕上げていくのは、これまでの技術、経験、知識があるからこそ出来る仕事です。
はじめは、誰も一品一様の機械を作れるような人はいません。また単純作業ではなく、指示を受けての仕事から1人前の技術者として自律した仕事を行えるようになるには、一朝一夕で身につくものではありません。設計者にしても、加工技術者にしても、組立技術者にしても、段階的に先輩社員がつき独り立ち出来るようにOJTとOff-JTを組み合わせた階層教育を整備しています。
駒ヶ根の地で、最新の知識・技術を自力で身につけるのは、とても難しいことです。だからこそ、会社として、若いメンバーほど、しっかり先輩社員がつき育てていくことを徹底し、仕組みの中で、社内・社外含め、その人にあった教育機会を、各部門長と人事担当者、そして本人とも相談して計画を立てています。
専門的な知識・スキルは、もちろんですが、個人だけ、自部門だけと、狭い範囲の教育にとどまらないよう、各経験・年齢・等級に応じて、視座を上げて行ける教育の機会と、実務経験の中で、新しい事業や開発案件に取り組めるプロジェクトを用意して、自らが手をあげて、自己成長のためにも挑戦していく風土が出来つつあります。